★★今回の勉強会は文京シビックセンター「三階会議室C」で開催になります。
文京区民センターではありません。ご注意ください。★★
【場 所】文京シビックセンター 三階 会議室C
東京都文京区春日1-16-21
東京メトロ後楽園駅・丸の内線(4a・5番出口)南北線(5番出口)徒歩1分
都営地下鉄春日駅三田線・大江戸線(文京シビックセンター連絡口)徒歩1分
JR総武線水道橋駅(東口)徒歩9分
【講 演】
「日本國體と議会政治」四宮正貴先生 四宮政治文化研究所
【参加費】資料代500円終了後、近隣で懇親会(3千円くらいの予定です)
統一地方選が近づいてきました。
昨年の地方議員の政務活動費にまつわる疑惑や女性議員へのヤジが話題になったことから、今回の選挙では地方議会のあり方そのものが問われそうです。
また今年始めての安倍政権への評価となる選挙でもあり国政の行方にも影響を与えそうです。
地方議会といえども国民生活や国政への影響も大きいことから日本の議会政治の重要な一部をなしていると言えます。
そもそも日本における議会政治とは「五カ条のご誓文」に起源を持ちます。
「五カ条の御誓文」とは明治元年(慶応4年)に京都・紫宸殿において明治天皇と諸侯、公家が天神地祇の前で誓った明治新政府の基本方針であります。
そして、それは近代日本の大方針を示した国是ともいえます。
この中の第一条である「広く会議を起こし、万機公論に決すべし」が議会開設を公約したものと解釈され、自由民権派は議会の開設こそが御誓文の実現であるとして、議会開設を時期尚早とする政府を批判しました。
終戦直後の昭和二十一年元旦に渙発された『新日本建設の詔書』の冒頭に「五カ条の御誓文」が示されました。後に、昭和天皇は「民主主義が決して輸入されたものではないことを示す必要があった」と仰せになりました。
つまり明治以後の日本の議会政治は西欧の制度をそのまま表面的に輸入したものではなく、日本の歴史・傳統即ち日本國體精神を継承して確立していったものと言えます。
しかし、近年の日本の議会政治は十分にその意義が理解されているとは言えません。
毎回選挙の投票率はどんどん低下しており、NHKの調査によると今回の統一地方選挙に「関心がある」と応えた人は
19%と前回に比べて11ポイントも低くなっているようです。
このような選挙への関心の低下は統一地方選挙に限らず最近のあらゆる選挙で起こっている現象であります。
一票の影響があまりにも小さく、大海の一滴ほどの影響も実感できないことから徐々に政治への関心が薄れていると思われます。このような投票率の低下は議会を特定の勢力への利益誘導機関とすることになりかねません。
そこで統一地方選挙が近い三月の勉強会ではあらためて、日本國體精神と議会政治の意義と政党のあり方について考えたいと思います。
みなさんお誘い合わせの上、ご参加ください。